ゲートモニターとは、積み荷に紛れ込んだ放射線を放射している放射線源を検知するためのシステムです。
金属材料として最も使用量の多い鉄鋼のリサイクル過程において、放射性物質の混入が大きな社会問題になっております。また、東日本大震災による大量のガレキの中にも福島第1原発から放出された放射性物質による汚染が懸念されています。
こういった問題に対応するために、運搬する大型車両ごと測定してしまうのが今回ご紹介する "ゲートモニター" です。
主な機能
特徴
証明書及び特許
これらの機器はロシア連邦税関庁からの依頼を受けて開発された物です。国家測定器登録原簿にも登録されています。メーカーは、ロシアの放射線関連機器製造のトップメーカーASPECT社です。ISO9001を取得している確かな企業です。
これまでに取得された証明書や特許は下記の通りです。
ゲートモニター YANTAR-1A | |||
検出可能値、 表示数値未満 |
セシウムCs137 | 300kBq | |
コバルトCo-60 | 150kBq | ||
バリウムBa-133 | 240kBq | ||
プルトニウムPu | 3g | ||
ウランU | 315g | ||
シールドプルトニウムPu | 80g | ||
測定チャンネル | ガンマ線/中性子 | ||
ガンマ線測定器 | シンチレータ 4個・各4.6リットル | ||
中性子測定器 | 計数管12個・ 各0.6リットル | ||
測定範囲 | 巾 | 6メートル | |
縦 | 4メートル | ||
測定対象車両の時速 | 15km/h まで | ||
消費電力 | 80W | ||
動作温度範囲 | -50 〜 50 ℃ | ||
機器1台のサイズ | 795 × 3,057 × 370 mm | ||
総重量 | 700kg |
ゲートモニター YANTAR-2L | |||
検出可能値、 表示数値未満 |
セシウムCs137 | 170kBq | |
コバルトCo-60 | 85kBq | ||
バリウムBa-133 | 145kBq | ||
プルトニウムPu | 2.5g | ||
ウランU | 250g | ||
シールドプルトニウムPu | なし | ||
測定チャンネル | ガンマ線 | ||
ガンマ線測定器 | シンチレータ 4個・各11.5リットル | ||
中性子測定器 | 計数管12個・ 各0.6リットル | ||
測定範囲 | 巾 | 6メートル | |
縦 | 4メートル | ||
測定対象車両の時速 | 15km/h まで | ||
消費電力 | 40W | ||
動作温度範囲 | -50 〜 50 ℃ | ||
機器1台のサイズ | 860 × 2,660 × 300 mm | ||
総重量 | 500kg |
ゲートモニター YANTAR-1ZH | |||
検出可能値、 表示数値未満 |
セシウムCs137 | 890kBq | |
コバルトCo-60 | 445kBq | ||
バリウムBa-133 | 710kBq | ||
プルトニウムPu | 10g | ||
ウランU | 1450g | ||
シールドプルトニウムPu | 290g | ||
測定チャンネル | ガンマ線/中性子 | ||
ガンマ線測定器 | シンチレータ 4個・各13.8リットル | ||
中性子測定器 | 計数管12個・各0.6リットル | ||
測定範囲 | 巾 | 6メートル | |
縦 | 4メートル | ||
測定対象車両の時速 | 25km/h まで | ||
消費電力 | 150W | ||
動作温度範囲 | -50 〜 50 ℃ | ||
機器1台のサイズ | 1,130 × 2,740 × 400 mm | ||
総重量 | 1,000kg |