放射線は、どのくらい浴びれば危険なのか
日本では、浴びても問題ない放射線の量(限界線量:許容量)を、ICRP(国際放射線防護委員会)の勧告に準拠して、一般人は1mSV/年としています。原子力関連の仕事に就いている人は50mSV/年、緊急時の被曝量を250mSV/年としています。 ちなみに、胸部レントゲン撮影で浴びる放射線量は0.06mSVです。
また、一度に浴びると危険な量は、100mSVと言われています。これは、100mSVを一度に浴びるとガンの発生率が0.5%上昇すると云われているためです。
ガイガーカウンターに求められる機能とは
このように、一度に危険な量を浴びないかぎり、1年もしくは数年もしくは数か月での総被曝量が一定値を超えなければ、悪影響がないとされています。
真の危険を察知するうえでガイガーカウンターに求められるのは、その時々の放射線量ではなく、数か月〜1年単位での累積された総被曝量の計測であるということになります。
更に今の日本で必要な機能とは
平時であれば、ガイガーカウンターは、総被曝量が分かれば問題ないでしょう。
しかし、福島第一原発の状況が予断を許さない今、瞬間的な放射線量も問題となってきます。
MKS-05 は、設定値(初期値0.30μSV)に達した場合にアラームで注意を促してくれます。 現在(2011年4月15日)東京都中央区日本橋では、ガイガーカウンターMKS-05の電源を入れてみると、0.10μSV/毎時 前後の放射線量を計測します。現在は深刻な放射能漏れが起きていないと発表されていますので、アラームが鳴った場合には、何らかの放射能漏れが発生していると考えられます。
ウクライナ製ガイガーカウンター MKS-05 には、チェルノブイリ周辺で実際に使用されてきたノウハウが積み重ねられています。
計測制度、使いやすさ、機能。どれをとっても長年使用されてきた現場の声が反映されています。 MKS-05には、リアルタイムの放射線量の計測、総放射線量の計測、指定された値以上を計測した際にアラームを鳴らす機能といった、今の日本で必要とされる機能をすべて搭載しています。